- 2020/07/14
- 老子
第四十七 鑒遠
第四十七 鑒遠
不出戸、知天下、不闚牖、見天道。其出彌遠、其知彌少。是以聖人不行而知、不見而名、不爲而成。
外に出なくても天下の動きを知る(知識の追求は)
一歩も戸外に出ないで、人は世の中の出来事を知ることができる。
窓外に目をやることなくて、人は天の「道」を見ることができる。
多くの知識を求める人ほど知ることは少ない。
そうだからこそ聖人は、あくせくと動き回らずに、ものの動きを知り、一々見ることをしなくても、理解し為すことなくても、ものごとを成就させる。