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2019年01月の記事は以下のとおりです。

陽明胃経

【足の陽明胃経の流注】

足の陽明の脈は、鼻に起こり、頞中(アツ:鼻筋)に交って睛明を過ぎり下って鼻外(承泣・四白・巨髎)を循り、上歯の中に入り、帰り出て地倉から唇を巡って、下って承漿(任脉)に交わる。
却(しりぞ)いて頤(おとがい)の下廉を循り、大迎(動脈中)に出て頬車を循り、耳前(下関)に上り、上関(胆経)を過ぎ、髪際(懸釐・懸顱・頷厭・頭維)を循り額顱(神庭。督脉の穴)に至る。
その支は、大迎の前より人迎に下り、喉嚨(水突・気舎)を循り缺盆に入り膈に下り胃(上脘・中脘)に集まり脾を絡う。その直なるものは、缺盆より乳の内廉(気戸・庫房・屋翳・膺窓・乳中 乳根)を下り、さらに下って(不容・承満・梁門 関門・太乙・滑肉門)臍を挟んで(天枢・外陵・大巨・水道・帰来)、気街(気衝;動脈中)の中に入る。
その支は、胃の下口(下脘)より起り、腹裏を循り、下つて気街の中に至って合す。以て髀関(腸骨棘下)を下り、伏兎に至り、膝臏中(ひんちゅう)(陰市・梁丘・犢鼻)に下り、さらに下って脛の外廉(三里・上巨虚・条口・下巨虚)を循り、足跗(解谿・衝陽)に下り、中指の内間(陥谷・内庭・厲兌)に入る。
その支は、廉を下ること三寸(三里)に別れ(豊隆)下って中指の外間に入る。
その支は、跗上(衝陽)に別れて、大指の間に入り(斜めに足の厥陰行間の外に出て大指の下を循り)その端に出る(脾経公孫に交わる)。

承泣、四白、巨髎、地倉、大迎、頬車、下関、頭維、人迎、水突、気舎、缺盆、気戸、庫房、屋翳、膺窓、乳中、乳根、不容、承満、粱門、関門、太乙、滑肉門、天枢、外陵、大巨、水道、帰来、気衝、髀関、伏兔、陰市、梁丘、犢鼻、足三里、上巨虚、条口、下巨虚、豊隆、解谿、衝陽、陷谷、内庭、厲兌

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太陰脾経

【足の太陰脾経の流注】

足の太陰の脈は、大指の端(隠白)に起り、指の内側白肉の際(大都)を循り、核骨(第一中足骨)の後(太白・公孫)を過ぎり内踝の前廉(商丘)に上る。腨内(せんない)(三陰交)に上り、脛骨の後(漏谷・地機・陰陵泉)を循り、厥陰の前(内果の上八寸で肝経に交わる)に交わり出て、膝股の内前廉(血海・箕門)に上り、腹に入って(衝門・府舎を経て任脈の中極、関元に会し、また腹結・大横を循り下脘に会し腹哀・日月・期門を過り)脾に属し、胃を絡う(本経の裏を循って下って中脘、下脘に至り、脾と胃を絡う)。
膈に上り(食竇・天谿・胸郷・周栄・大包に至り中府に行く)、咽を挟み舌本(舌根)に連り舌下に散ず。
その支は、また胃(腹哀から中脘)より別れて膈に上り心中(膻中)に注ぐ。

隠白、大都、太白、公孫、商丘、三陰交、漏谷、地機、陰陵泉、血海、箕門、衝門、府舍、腹結、大横、腹哀、食竇、天谿、胸郷、周栄、大包

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少陰心経

【手の少陰心経の流注】

手の少陰の脈は、心中に起り、出て心系(心の絡脈)に属し、膈を下って小腸(下脘)を絡う。
その支は、心系より(任脈の外を通り)上りて咽を挟み、目系(眼球と脳を繋ぐ部位)に繋る。その直なるものは、また心系より却いて肺に上り、下って腋下(極泉)に出る。
さらに下って臑内の後廉(上腕二頭筋の後側、青霊)を循り、肘の内廉(少海)に下る。
臂内の後廉(霊道・通里・陰郄「脈中」)を循り、掌後の鋭骨の端(神門)に至り、掌内の内廉(少府)に入り、小指の内を循りその端(少衝)に出る。

極泉、青霊、少海、霊道、通里、陰郄、神門、少府、少衝

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太陽小腸経

【手の太陽小腸経の流注】

手の太陽の脈は、小指の端(少沢)に起り、手の外側(前谷・後谿)を循って、腕(腕骨・陽谷)に上って踝中(養老)に出る。直ちに上って臂骨の下廉(支正)を循り、肘の内側両筋の間(小海)に出て、上って臑外の後廉を循り(大腸経と三焦経に繋がる)、肩解(肩貞・臑兪)に出て、肩胛(天宗・秉風・曲垣)を巡り、肩上(肩外兪・肩中兪・大椎)に交わる。缺盆に入り、心(膻中)を絡い、咽(食道の事)を循り膈を下り、胃(上脘、中脘)に至り、小腸(下脘)に属す。
その支は、缺盆より頸(天窓・天容)を循り、頬(顴髎)に上り、目の鋭眥(えいし)(瞳子髎)に至り、却いて耳中(聴宮)に入る。
その支は、頬(顴髎)に別れて、䪼(せつ、目の下)に上り、鼻に至り、目の内眥(睛明)に至る。

少沢、前谷、後谿、腕骨、陽谷、養老、支正、小海、肩貞、臑兪、天宗、秉風、曲垣、肩外兪、肩中兪、天窓、天容、顴髎、聴宮

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太陽膀胱経

【足の太陽膀胱経の流注】

足の太陽の脈は、目の内眥(睛明)に起り、額(攅竹)に上り、神庭を過り(曲差・五処・承光・通天を経て)巓(てん)(百会)に交わる。その支は、巓より耳の上角に至る(胆経の率谷・浮白、竅陰を循る)。
その直なるものは、巓より入つて脳を絡い、帰り出て(絡却・玉枕)別れて項(天柱・大椎・陶道を経る)に下る。肩胛骨の内を循り、脊を挟み(大杼・風門~白環兪まで第一線)、腰中に至り、入って膂を循り、腎を絡い、膀胱に属す。
その支は、腰中より下って、脊(仙骨)を挟み(八髎穴と会陽)、臀部(承扶・殷門)を貫き膕中(かく)(委中)に入る。
その支は髆内(はくない肩下)より左右に別れ、下って膂肉を貫き、脊内を挟み(附分~秩辺まで第二線)、髀枢(環跳のこと)を過ぎり、髀外(大腿外側)を循り、後廉(浮郄・委陽)より下って膕中に合す。
以て下って(合陽・承筋)腨内(せんない)(承山・飛陽・跗陽)を貫き、外踝の後(崑崙・僕参)に出て(申脉・金門)京骨を循り、小指の外側(束骨・通谷・至陰)に至る。

睛明、攅竹、曲差、五処、承光、通天、絡却、玉枕、天柱、大杼、風門、肺兪、厥陰兪、心兪、膈兪、肝兪、胆兪、脾兪、胃兪、三焦兪、腎兪、大腸兪、小腸兪、膀胱兪、中膂内兪、白環兪、上髎、次髎、中髎、下髎、会陽、承扶、殷門、浮郄、委陽、委中、附分、魄戸、膏肓、神堂、意譆、膈関、魂門、陽綱、意舎、胃倉、肓門、志室、胞肓、秩辺、合陽、承筋、承山、飛陽、跗陽、崑崙、僕参、申脈、金門、京骨、束骨、通谷、至陰

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