エントリー

虚用第五

虚用第五

天地不仁、以萬物爲芻狗。聖人不仁、以百姓爲芻狗。天地之間、其猶槖籥乎。虚而不屈、動而愈出。多言數窮。不如守中。

 

天と地に仁(いつくし)みはない。それらにあっては万物は、わらでつくった狗のようなものだ。

聖人にも仁みはない。かれにとって人民どもは、わらでつくった狗のようなものだ。

だが天と地の中間は、ちょうど槖籥(ふいご)のようだといえるだろう。
その内部は虚であるが、力が尽きはてることはなく、動かせば動かすほど力が多く出てくる。

いっぽう口かずが多ければ、しばしばことばの威力は使いはたされる。心のなかにじっと保っておくことにこしたことはない。

関連エントリー

  • 関連エントリーはありません。

ページ移動

ユーティリティ

新着エントリー

東洋医学は「気の医学」
2050/12/31 12:59
體道第一
2020/11/15 20:49
養身第二
2020/11/15 20:48
安民第三
2020/11/15 20:48
無源第四
2020/11/15 20:47