- 2020/07/14
- 老子
第四十八 忘知
第四十八 忘知
爲學日益、爲道日損。損之又損、以至於無爲。無爲而無不爲。取天下常以無事。及其有事、不足以取天下。
無為にして世界を支配する
知識を求める学徒は日に日に知識を増やそうと学ぶことを求め
「道」を求める者は日に日に(知識を)失っていくことを求める。日に日に失っていき、ついに無の状態(無為自然の境地)に至る。
世界を支配する者は、しばしば無為にして(徳による感化によって)それを成就する。
ある者が無理矢理に(人に命令し駆り立てて)世界支配を成し遂げようとと努めるとき、世界はすでに手の届かぬ彼方にある。