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第七十四 制惑

第七十四 制惑

民不畏死、奈何以死懼之。若使民常畏死、而爲奇者、吾得執而殺之、孰敢。常有司殺者殺。夫代司殺者殺、是謂代大匠斲、夫代大匠斲者、希有不傷其手矣。

 

罰について(3)

人民は死を恐れない。なぜ死をもって人民をおどすのか。仮に、人民が死を恐れないとするならば、そして我々が無法者を捕まえて殺せるとしたとしても、誰があえてそのようなことをするというのか。死刑執行人が殺されるということはよくあることだ。そして死刑執行人の代わりをすることは、名工(練達の大工)に代わって、手斧を扱うようなものだ。名工に代わって手斧を扱う者は、滅多に自分の手を傷つけないですます、ということはない(傷つけてしまう)。

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